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2013年12月23日月曜日

湯殿山神社、星祭に参加させて頂きました

地元にあります湯殿山神社で、星祭に参加いたしました。

お話させて頂く機会がありましたので、副総代のお話にありました道徳心の低下という話題に絡めて、先の一般質問にあった縦糸のお話を。
23日は天長節であり、陛下は常に国民、被災地のことを思ってくださっている点。そして教育勅語から流れる道徳心のあり方の素晴らしさを後世に伝えることも、今の市民の責任ではないかとお話させて頂きました。

ここからモラルハザードが叫ばれている日本を変えていく機会にしたい、そう決意を新たにしました。

手前で熱心に頷いてくださる方がいまして、嬉しい限りです。

12月定例会を終えて

本日、10時30分くらいでしょうか。
12月議会が閉会となりました。

もう少し成長しなければというところは、議会における選択肢、議事進行や反問権、あるいは動議といった言葉や用途では知っていても、どこで使うべきなのか、あるいは使えるのかというオプションについて、きちんとカードとして、あるいは武器として使えるようにしなければならないなという点です。

今回、議事進行をかけられて、自分の中の論点は定まっていたにも関わらず、次の流れが予測できないもどかしさを感じました。せめて反論できればなーと考えている中で、全体の流れは一年の中で理解したけれど、議論のツールは理解していないのかもしれないと反省しきりです。 

あべちゃんねる特別企画



さきごろ、行ってきた台湾のお話。
加美町の両国ゼミナールさんとコラボです!

あべちゃんねる第4回



詳しくは動画参照のこと!
市議会の役割という単語をお聞きしますが、その実際と市民が求めているもので違うような気がします。私自身、政治家にさせて頂いてチェック機構の部分で、政治活動との違いに戸惑いを覚えた時期もありましたが、曲げずに来た姿勢を評価してくれる方もいらっしゃいます。
台湾で得た気付きを、石巻のヨコ、タテ糸に落とすことも、重要な役割かと思います。

2013年12月21日土曜日

あべちゃんねる第2回「石巻医学部によろしくの巻」

行政から静観すると答弁がありました医学部について。


一般質問でも何件か取り上げられました。個人的には、平行して薬品系、医療系の企業誘致が出来そうならいいのですが、難しい気がします。

2013年12月定例会一般質問

12月17日、議会にて一般質問させて頂きました。

私の政治信条ですが、将来において持続可能な石巻を創造することが義務と考えております。
今回の質問でも、市民迎合とも取れる質問がありました、もちろん市民の代表として代弁することは職務かと思いますが、今の市民に責任があると同時に、将来の市民である子どもたち、そして復興という中で公金を使うわけですから、国民、タテ、ヨコ双方へ責任があると私は考えています。

・台湾について
 復興を物語化して発信し、今後のファンをITや物流を通じて獲得するよう提案
 沖縄視察から、インキュベーションマネージャーのような民間と行政を横断的に活動でき、発信力のある人材育成を提案
 台湾、飛虎将軍の例から、先人と我々が縦糸でつながっている点を指摘し、教育基本法と市民憲章にある「先人の知恵の伝承」「人の絆、感謝の心をたいせつに」 を根拠に、交流を提案

・石巻市の将来について
 包括的ケアセンター、防災センターについて、財を生むものではない点を指摘。建設そのものに反対はしないが、慎重な運用をしなければ後世のツケとなる点を強く指摘
これについてですが、特に防災センターは人も使えばハード更新もあるはずなので、かなりリスキーだと考えています
震災時に指揮所機能がなかった点からあがってきた事業ですが、野戦型の指揮所でいいと思います。むしろこういう点は自衛隊から学ぶところが多いはず

 会議の多さを指摘し、震災遺構問題などではトップダウンで決めるべきと提言 
 NPO、NGOなど、震災後出来た団体について、事業目的が民間とかぶっているケースがあり民営圧迫している点を指摘し、日常に戻る意味でも精査の必要がある点を質問。 合わせて、今年3月に話題になった「おおゆきりばぁねっと」の補助金使い込み事件を例に、補助金事業などでは独自監査の必要性を訴えました
 島根県松江市のはだしのゲン閉架措置を例に、証拠資料もなく反日的な内容を羅列しており、グロテスクな内容であるこの本が、石巻市に震災寄贈されるに相応しい本であるか質問いたしました 

 

ほか議員の質問で賛成したいものは、
・観光面での戦略についての質問
・仮設住宅から復興住宅にうつる際、エアコンやカーテンなどが廃棄になるため、譲渡して欲しいという点
・公の施設認定について
・防災、減災について、ITとの連携やオープンデータ戦略
などが興味を引きました。 

 

2013年12月14日土曜日

震災孤児について

私のところに相談にこられる内容は「事件」が多いのか、なかなか別個の案件ではかけませんが、一応は落ち着いたようなので投稿します。

いわゆる、未成年者が親権者をなくした場合、未成年後見人をつけなければなりません。昨今、未成年後見人に関する法律がかわり、複数後見人をつけることが「可能」となりました。

震災後、不幸にもそういう状況になってしまった子どもたちは、一旦は親族やこども相談センターなどに引き取られていましたが、落ち着くにつれて、この問題が顕になってきました。

複数後見人として、一般には行政書士や弁護士さんが入られるケースがほとんどです。このシステムは、財産の管理などで親族の流用などがあったため出来た制度だと思われますが(逆に、社会的地位のある後見人が使い込んだケースもあります)、これが半ば強制的に今震災では当てはめられました。

複数後見人をつけた場合、
・書類の煩雑さが軽減される
・ある程度の財産、資産運用がなされる 
・法的証明などの手間が軽減される
一方、 
・費用が発生する
・戸籍に名前が入る>成年後見人は広報できますが、未成年後見人の場合、その性質から戸籍にはいります
・通帳の名義が変更になる

と、今震災の遺族としてはなかなかハードな要求が多いのも事実。
特に費用については具体的数字がなく、個別事案でお話できるのは当人だけ(もちろん、遺産の想像がなされないようにという配慮でもあります)で、その当人にもその都度発生するのか、あるいは月ごとの発生なのか、未だにわからない状況です。
戸籍については言うまでもなく、家族の系譜ですから、そこに他人の名前が入ることに抵抗感がある人は多いでしょう。

まずいことに、特に行政マンに多い傾向なのでしょうが、言葉で説明し、説明を終えたと思い込む点が、今回の問題をこじらせた最大の原因であるように思います。
一般の方は司法、裁判所というだけでも身構えるのに、その中で納得できるような説明をしていないようで、ほとんどの方が司法不信となっておりました。 
複数後見人制度についても、弁護士、行政書士の金儲けという表現までされた方がいますし、事実、私も同じ立場だったらそう思うかもしれません。自分に必要のないサービスを無理やり押し付けられたように感じるでしょう。もちろん、この運用できちんと回っている方もいらっしゃいます、このあたりが最初の説明の問題なのかなあと思います。

一旦は現行制度での進展となりますが、たとえば戸籍の部分だけでも今の時代ですからほかに方法はあるはずですし、通帳についてもそう、グループ補助金からずっと思ってきましたが、法を変えないということは時代に追いつかない、結果として不幸を生むのだなと実感しました。

今後の進展もきちんと関わってまいります。

2013年12月12日木曜日

市政まとめ

会期中+風邪が治らないのでWeb広報は控えめな週でした。
携わったもので特に印象深いのは、

・28年度までの三年で財政調整基金63.4億円
某公共放送での報道のようですが、先日行政で話を聞いたらば、あくまで調整用基金で、報道で「赤字」とあったのは誤報という内容でした。
どうしても予算が足りなくなる、あるいは余る際に調整をかけるための基金で、平常時であれば石巻市レベルで40億が妥当ということで、残額で90億ちょっと(見込み)あるそうです。
基金という性質ですから、なるほど赤字とは違うという点は理解いたしました。 

今回の一般質問でも取り上げますが、ある意味で多ければ多いほど取り回しのしやすいものだと理解しましたので、一方的に減らすよりは増やす、抑制する対策はたてないの?という流れで質問させていただきます。

・医学部誘致へ?
私はメディアが先行しているこの 話題ですが、私は反対です。
財務部とお話させていただいた際、共通の認識でしたがこの施設は「財」を生む部分ではありません。また、公教育ではなく専門性のある分野ですから、石巻の将来において、有益である点は否定しませんがズレている気がします。
医師不足、医療崩壊などについては先輩から教えて頂きながら、勉強中ですが、医師の絶対数は不足しているものの、そこで医学部新設したからといってすぐに+になるわけでもなく、現状の医療と医師、患者の問題解決が根本の治療かと思います。
市立病院のように国の提案に飛びついている感が否めず、復興のニーズに即しているかというと疑問です。

ひとまずこれにて。 

2013年12月5日木曜日

あべちゃんねる第1回「被災地の今とはだしのゲンの巻」

第二回は12月6日、19:30予定です!



趣旨としては、復興をリアルタイムで発信するチャンネルがないんじゃないの?とChさくらの水島社長からご指摘がありましたので、当初は被災地で活躍中の方とお話をと企画を練っておりましたが、いっそソロでしゃべろうぜ!という勢いでやってしまいました。ひとりがたりは得意ではないのですが。
そいえば、中野先生の指摘は知らなかったのでありがたい限りです。新論などを読んでいてもそういう空気はなかったので、んー?という具合ですが、頭に入れておきます。
生放送中は概ね好意見でしたのが嬉しい限りです。
次回は「石巻医学部によろしく!の巻」。

2013年12月4日水曜日

台湾へ行ってまいりました!

11月28日より、3泊4日の日程で行ってまいりました!
目的は震災のお礼もありますが、震災の際のあの義援金はどうしてあれだけの額(250億円)になったのかを発信する責任が、市民代表である議員として「ある」と感じたからです。

詳細は一緒に行きました両国先生が動画で発信してくれると思いますので、私は感じた部分を。

台湾は二度めになります。
とにかく日本語が通じる点がいいのですが、私はついついちぐはぐな英語で返してしまいましてキョトンとされることが多々あります。

 

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六氏先生、日本統治下、台湾に渡りました六人の青年教育者。現地の匪賊に殺されてしまうのですが、その最後まで教育の大事さを説いた姿勢は、匪賊すら躊躇したそうです。お墓に向かったところで見知らぬお爺さんからお話頂きました、聞けばボランティアでお墓の清掃、慰霊をしてくださっているそうです。 

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飛虎将軍廟
個人的に一番行きたかったところです。詳しいところはリンク先を参考にしてもらいつつ。
こちらは国歌、海ゆかばを流して、神様に捧げているそうです。異国の地で神様になること自体がすごいことですが、それを察して国歌を流していただけるというのはとてつもなくありがたいことだと思います。

現地では小学生がつくってくれた飛虎将軍の漫画を頂きました。

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八田ダム。
八田與一技師がつくったダムで、水不足に悩んでいた台湾の田畑に潤いを与えました。昨年伺った際はこちらで慰霊祭に参加させて頂き、台北市長と面会させていただいたのを覚えております。

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こちらは高砂義勇隊慰霊碑です。
戦中、日本と台湾は一緒だったことが感じられます。

さて、この旅で確信したことは、たとえば台湾921地震の際、日本が一番最初に支援したからお礼をしてくれたとか、あるいは経済的交流があるからとか、そういうことで義援金が多くなったわけではないということです。

確かに、台湾には「倍返し」の文化があります。半沢直樹が高視聴率なのもそのせいでしょうが、それだけでもありません。

これは、日本の先人の活躍。
六氏先生の現地の教育にかけた思い、飛虎将軍の仁の心、八田與一技師の願い、そういった下地があり、また、それを正当に台湾国民が評価してくれたこと。その結果が高砂義勇隊であり、 そして2011年の行動に反映されているということです。

なんと素晴らしいことだと私は思います。  

最大の被災地として、台湾がどうしてあんなに支援してくれたのかを問い直し、教育にこれらの歴史を反映させることが、私の使命のひとつだと感じます。

たとえば飛虎将軍。同じエピソードが近代日本にもあります。
かつて入間T-33Aという訓練機が墜落した事故がありました、彼らは安全圏で脱出できたにも関わらず、眼下に見えた住宅地を避け、河川敷に機を落とすために最後まで操縦桿を引き続けました。 
震災においても、最後まで避難放送を続けた人々、あるいは避難誘導に殉じた方々はたくさんいます。 彼らを英雄視しろというのではありません。
人の中に人が宿ってこそ、人は誇りと勇気を持てるものと思います。台湾の地でその原点を見ました。
両国の絆を実りあるものとし、共通の歴史を背負うものとして、先人に負けないようしっかりと復興に邁進してまいります。 

沖縄へ委員会視察へ行ってまいりました!

11月25日より3日間、沖縄へ行ってまいりました。
大宜味村では震災支援へのお礼と、宮城新昌氏の碑を見学しつつ、市でやっている産業振興の見学を。
沖縄振興の関係か、全体的に規模の大きい事業が多く、そのまま石巻市へ持ち帰ることは難しそうです。

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市場も沖縄の独自性があるようで、そこに目をつけるベンチャー企業誘致なども行っているようです。特段若者を誘致したいという考えではないようですが、きちんと事業として成立すれば面白い地域になるのではないでしょうか。

翌日は名護市で、インキュベーションマネージャーの方と。
こちらは企業を育てて孵すことを目的とした支援事業です。面白いのは商工会とのマッチングで、関連事業も含めて1000人規模の雇用を生んでいるとのことでした。

私の目的としている若者への支援である起業というハードル超えについて、実に適切に支援されており、非常に参考になりました。
マネージャーさんが熱い方で、こういう人でないと人と人を結べないのかもしれません。滅私の心も感じさせて頂きました、しっかりと持って帰ります! 

2013年11月18日月曜日

石巻市駅裏で活動報告会を行いました!

11月17日、駅伝のまっただ中、お集まりいただきまして誠にありがとうございました。政治、社会、財政の課題について、石巻の現状と未来、それに対する私の考え方を報告させて頂きました。

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政治課題については、議会が行政の案件の精査が出来なければ、自分たちで自分の価値を下げているだけという指摘をし、地方議会だからこそしがらみのない是々非々の政治の実現を訴えました。

社会課題については、特に生活保護。今後増加するであろうという点は財政報告資料からも明らかですので自民党案をベースに、不正受給などのないようにしっかりやっていかねばならないという思います。特に内容については知らない方も多く、終わったあとにびっくりしたという声が聞こえたのが新鮮でした。

財政面では夕張市との比較を行い、地場企業の成長こそが財政確保の鍵であるという点をしっかり指摘致しました。立地的に市立病院について賛成が多いのかと思っておりましたが、医療過度は財政負担だけを増すという指摘にもっともだという声が多かったのは意外でした。また、小川町踏切からの複線化について、アクセス面からも大賛成なのですが、これだけでは渋滞緩和にならないという指摘もあり、さらなる検討の必要があるかなあという思いです。

私は思想・哲学から政治へはいっているので、復興の軸となるべきものについて、震災のエピソードを交えながらお話させて頂きました。若い人がこういう活動をしているのは心強いと高評価で、大変嬉しい思いです。

終了後の懇親会では、外交問題から自衛隊話まで。
公園化の話も出ていますが、海自基地誘致の話をしてみたら受けがよかったので、今後の展開にちょっと色をつけてみようかと思います。 

竹田恒泰氏講演会に参加致しました!

石巻青年会議所で行われました竹田恒泰氏講演会に、司会で参加致しました!

素晴らしい内容で、被災地から発信していくべきこと、そして日本人のこころとは何かという点をご講演頂きました。
こういう事業を地域団体としてできる点が青年会議所の良い所だと思います。

アンケート結果からも、歴史の話を聞きたいという声が多く、なんとなくですが世間の気風が変わっているような気がします。
先人の知恵や偉業を称えることも、震災で見せた東北魂を称えることも、実は根っこは同じなんじゃないかと思います。復興の基礎となるべきこの縦糸を、しっかりと発信していきたいと思います。 

日本政策研究センターの研修会に参加してまいりました!

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2泊3日の行程で京都へ。
ばったり再開した和田先生とツーショット。

宮城ビジョンの会様の人材育成プロジェクト「耕志塾」の塾生として参加です。
熱いご支援を頂きましてこころより感謝申し上げます。

今年の内容は憲法改正・無効についての論建てが主です。
震災における対応法も、ほぼすべてが既存の法律の焼きましや運用で対応しているのが現状です。かねてから、1000年に一回の震災には特別な法律でと主張してまいりましたが、残念ながらそういう機運には当時の政府はなかったようです。

今になって問題となっているのはグループ補助金、NPONGOへの補助金と金銭絡みでごちゃごちゃ石巻では出てきております。
グループ補助金は、もともとが企業間のイノベーション創設のためのスキームですから、震災復興において使われるべきものではありません。あの災害状況で、いざ新しいイノベーションを起こせとグループ化し、今になってグループで成果を出せと言われてもやれるはずもありません、また、本来であれば少数からの絞り込みが大量の対象になったことで、予算の精査もずさん。私もお客様の提出資料づくりに協力しましたが、担当者によって設備としてどこまで認めるのかが違うのには辟易しました。

なぜ、こういうことが起きるのかといえば、法律の解釈運用が 常態化しているせいです。そして、その根本にあるのが戦後憲法だと確信します。

今回は自然災害であったわけですが、有事だった場合、解釈運用で国が守れるのか、地域に平和を提供できるのか。そういう視点からも石巻市から発信していきたいと思います。

震災孤児について考える

 震災においてご両親を亡くされた子供が多数いらっしゃいます。
 通例であれば親族が引き取る、あるいは事情がある場合は里親が引き取る形になるのですが、ご両親がいない場合、法的に未成年であれば未成年後見人をつけなければなりません。
 この後見人制度についてご相談を受けました。

  個別事案なので内容はかけませんが、運用がうまくいっているケースといっていないケースで、どこが問題だろうかと調べたところ、結局は説明不足でした。
 単語の違いなのですが、「説明しました」と 「説明を受けて納得しました」では過程がまったく違います。説明しましたを、納得しましたに変えていく、そういうマインドの積み重ねが大事ですね。 

 何回か裁判所に足を運び、私からも説明をさせて頂き、もう一度話し合いを持つということで進んでおります。 

2013年10月23日水曜日

和田政宗先生と語ってまいりました!



平成25年10月19日に、私が副管理人を努めますmy日本宮城コミュ企画。
みんなの党所属の和田政宗先生と仙台で語ろう!というイベントを開催致しました。
石巻で和田政宗といえば、標準建設費の要望の件が記憶に新しいです。
議員といえばお互い顔見知りと思うかもしれませんが、党や会派が違うと会うのも稀という世界です。この件は議長と和田先生の仲立ちをさせていただいておりましたので、少しは復興の一助として動けたかなと思っております。
質疑応答では進行を努めさせていただきました。
詳しくは動画をご覧ください。

 

 my日本では、11月は「西村眞悟先生」
12月には「 とりあえず俺にしゃべらせろ!(仮)」としまして、参加者が持ち時間の間、国への思いをひたすらぶつけるというイベントを企画中です!
今後共よろしくお願いいたします。

2013年10月4日金曜日

須田町長にお話を聞いてまいりました!(龍馬プロジェクトにて)

龍馬プロジェクトとの出会いは震災前でした。
その後、林塾、そして青年会議所硫黄島事業で神谷宗幣さんと予期せぬ再開をし、これもご縁と参加させていただきました。

その、龍馬プロジェクトで石巻・女川の視察に来るということで、現地アテンドをさせて頂き、大川小学校の説明を行いました。
先の議会でも問題になりました、追加予算についても説明させていただきました。
この点、遺族側からも意見が出ている通りで、もっと建設的なやり方があるのではないかと思います。

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夕方からは女川に移動し、須田町長から直接お話を聞きました。
町長は石巻青年会議所の先輩で、卒業スピーチにあった「復興する大人の背中を子どもたちに見せたい」という言葉は私の志のひとつでもあります。

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町長は、被災首長として若いということがとても強いとおっしゃっていました。
被災地域の将来、復興した未来を見るんだという強い意志を感じる言葉でした。

ご自身も被災し、仮設にいながら首長として頑張る町長に、心から敬意を表します。素晴らしいエネルギーを頂きました! 

2013年9月27日金曜日

神戸市で講演させていただきました!

8月29日、神戸市に伺いました。

今回、10月に神戸市議会議員補欠選挙に挑戦される長瀬たけしさんの応援と石巻市の現状と将来に関して、国会議員の山田賢司先生と意見交換致しました。
特に民間活用が鍵という点を議論し、早速一般質問に反映させていただきました。 

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講演では、石巻市の今と神戸との違いをスライドを使って説明致しました。
一年間のボランティアを通して感じたこと、その後、石巻で活動するにあたり、感じてきた問題を率直に発表させていただきました。

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今回の一般質問でも取り上げましたが、復興とはつまるところ、被災地がもとの石巻市であったり南相馬市であったり、として繁栄することだと思います。
議会答弁では「現行の法では難しい」 というニュアンスの答えがたびたび聞こえてきますが、それならば制度そのものを変えていかないといけない。そういう発信をしないと次に行きてこない。国全体で見なおすべきはまずは憲法なんじゃないかなあと思います。

次に、少子高齢化という課題を前に、人口増を目指す政策をうたなければ石巻市規模の町では復興できない点。
各地方自体ごと、人口減へ向けて対策がなされていると思います。
大別すればそれはふたつ、減らすのを防ぐ、減るのだから増やす、私は後者のほうが政策として正しいと思います。

やれ若者の結婚観が、草食系とネーミングをつけていますが、今の若者の経済状況では結婚もなかなか踏みきれません。まして、既定路線報道が目立つ消費増税などもってのほか。

石巻市でなら結婚してもやっていける、そういう経済状況、支援策を提言すれば、若者はどんどんやってきます。

ピンチをチャンスに、の根幹は政治が担っています。今後もブレずに主張していきたいと思います。

2013年9月25日水曜日

9月定例会、一般質問を終えて

今回の質問の趣旨は3点。

1:自主財源について
特に他市の例から広告事業について提案。
削減案でIT連携、ペーパーレス化推進について提案。

2:復興住宅について
福祉重視政策では復興はならない点、産業再生、創出こそが復興である点を指摘。
川口芝園団地を例に、人口増加政策の必要性を指摘(詳しくはこちら)。
民間と公営団地の住み分けについて要望。
人口流出阻止ではなく、人口増加こそ復興への道である旨、述べさせていただきました。
震災孤児について、新対応を要望。 

3:国旗、市旗について
市施設への常時掲揚を強く要望。
復興の旗印になるよう願っております。

行政の答弁ですが、特に興味深い答弁だったのが、2と3です。

2については産業再生などについて、具体名こそ出なかったものの、IT強化や地域産業の再生などについて答弁を頂きました、ぜひ具体的政策に落として頂ければと思います。

3ですが、ポールに掲揚する旨、答弁頂きました。私個人は議会に飾るべきという点も揉んでほしいのですが。
また、教育長より、「教育基本法に則り行う」という非常に前向きな答弁を頂きました。心強い思いでございます。 

反省点として、
・今回、原稿の形態を変えたこと、詰め込みすぎで、早口でやってしまった点
が悔やまれます。若干、気の緩みもあるのかもしれません。
先日の林塾での例会において活を入れていただきましたので、しっかりやってまいります。

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常滑市に視察に行ってまいりました!

 

視察>自宅Mac故障>議会という流れでブログを更新できずおりました。

 

今回も友好会派の方に混ぜていただいての視察です。 特に二日目、常滑市の内容が印象的でしたので記事に致します。

 

観光推進という内容での視察でした。 観光化の方にプレゼンを受け、焼き物の街としての再生を観光とリンクさせた点、そして、周辺事情から有機的にプランを練っている点を学びました。

 

渡された政策要項には、中国の古典、易経から、 「観光とは国を観る」という文言。観るとは光を当てるという意味です。 こういう意識付けは非常に大事ですね。

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実際に散歩道を歩かせて頂きました。

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景観条例をつくり、基金化した予算から黒壁にしていただくよう予算を捻出している

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また、古い文化を残しつつ観光にマッチングさせている点。 周辺事情も地政学的に見ており、おとなりで日本酒の蔵元があるから、常滑でぐい呑のコンテストをやる。乾杯条例を作り、コンテストの試作品を居酒屋に提供することで需要を創りだす、と高度な戦術が見て取れます。

 

特に行政職員が素晴らしく、地域の人の顔を細かに覚えていました。 地域の方からも気軽に声をかけてもらっており、すばらしい人材がいるなあと思います。

 

石巻市においては中の業務で大変なようですが、外に出れる行政職員の育成も急務かもしれません。観るためには歩く、私もそういう議員を目指して頑張ります。

2013年8月26日月曜日

松島基地開庁記念事業に参加してまいりました

8月25日、松島基地開庁記念事業に参加してまいりました。

ブルーインパルスのパイロットさんとお話したり、松島基地の役割についてお話を聞いてまいりました。

防衛大綱上、松島基地は訓練基地という扱いになるそうです。
現状、予算といった面で大変なようで、特に機材、設備については民間機と同型のセーフティー装置が搭載できていないなど、なかなか切実な様子でした。

その中でも腕でカバーしますと笑顔の隊員さんに頼もしさを覚えながら、こういった部分での発信も政治家の仕事かと思います。

【仕掛ける】 自国が関連する戦争を他人事と考える意識について 【仕掛けない】

今朝、飛行機の待ち時間で読んでいた記事ですが、非常によくまとまっていると思います。

岐阜県可児市へ行政視察に来ました

本日は岐阜県可児市へ、行政視察に来ております。

岐阜県可児市では「いじめ防止条例」を定めており、内容を詳しく伺いにきました。

平成22年に行われた市長選で公約に「いじめ防止」を掲げて勝利し、その結果として制定された条例となります。議会も付帯決議を行い、すみやかな条例制定につながったそうです。

内容としては、
・地域全体でいじめを問題として共有する
・いじめ防止専門委員会を設置し、そこで防止、解決の方策を決める
という条例になります。

視察中、かなり突っ込んで質問してしまいましたが、いじめ案件で難しい点は、
・実態の把握が難しい
・教師、あるいは教育委員会に捜査権がない、あるいは教育界に事なかれ主義が蔓延している
といった点があがるかと思います。

また、
・そもそもいじめの定義が難しい
という点も問題と思います。
犯罪として本来定義されるべきものが、いじめというだけで幅広く定義されてしまう。
この言葉の歪みをどう正すのかも、この問題を扱う上では重要かと思います。
実際私も学生時代に暴行を受けた経験があります。暴行中、髪を持って振り回されたおかげで頭皮が破れたこともありますが、今でも普段こづかれていたそれと、この怪我と明確な線引はできません。

さて、そこに一定の答えを上げていると感じたのが可児市の条例です。
制定前に年間190件あったいじめ認定が、制定後は110件前後に減ったそうです。担当部長の話では、犯罪に至る前の段階でストップをかけれるのが一番ということでした。
部長いわく、「いじめは永遠になくならない課題」、私も同感です。
そこを理解し、問題の質を「いわゆるいじめ」のレベルで大人や地域に連絡できる仕組みをつくり、犯罪レベルに達する前に解決できているようです。

また、生徒間のいじめに限らず、先生による「いじめ」、あるいは生徒による先生への「いじめ」への門戸も開いているという点も有効に機能しているということで、昨今の教育界が抱える諸問題へのアプローチとしては成果を出しているように感じます。

ちなみに、可児市でのいじめの定義は、
「子供が一定の人間関係にあるものから、心理的または物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの」とのことで、いい文言かと思います。


担当課からお話を聞く前は、
・子供の自立心を損なうのではないか?
と疑念を抱いておりましたが、あくまで条例を通して地域で認識を変えるという点を重視しているようです。システムばかり見てしまいがちでしたが、こういった意識変革は非常に有効かと思います、視察にこれてよかったとつくづく思いました。

一方でもう一点の危惧、
・通報の悪用はないのか?
という点は、今のところないそうですが、実際は動きながら対応を考えるという段階のようでした。

2013年8月18日日曜日

イシノマキカワノカミ大学#2に参加してまいりました

Ishinomaki Kawanokami Project様で行っているまちづくり勉強会。

イシノマキカワノカミ大学

に参加してまいりました。
同僚議員と学長から紹介があり、ぜひいかねばと思っていた矢先、都合で出張先がキャンセルになってしまったので急遽申し込ませて頂きました。対応頂きありがとうございます。

「いい風景、地域らしい風景のつくりかた」

をテーマに進士五十八先生の講演です。

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テーマからまちづくりの技法的な内容を想像しておりましたが、意外や意外。
先生の経験談から、まちというシステムをどう人間が自然の中に再構築するかを主題に講演くださいました。
踏み込んだ内容では宗教観、政教分離の在り方。戦後日本の東京詣の虚しさ、マスメディア批判など、石巻ではなかなか聞けないお話でした。

興味深いところで、以前、宮脇昭先生がおっしゃっていた瓦礫活用、そして「森」という存在と農村について、まったく同じ内容を、違う言葉でおっしゃっていたのが印象的です。

以下、私見。
「震災という悲劇を乗り越えて、ピンチをチャンスに変えなければならない」 
 私が政治家を志したのも、これが理由です。
デフレ下で日本中が苦しい中、 石巻はつらい悲劇と、再生という大きな大きなチャンス=責任を背負いました。
おそらくは、震災がなくとも自治体として落ち込んでいた中で、その流れを覆す機会を得たわけです。この、ゼロからスタートしなければならないまちづくりという機会は、先進国にあってよほどのタイミングでなければできません。

ダイナミックに、そして未来に誇れるまちづくりにしなければならない、そうしなければ責任を果たしたことになりません。

ですが悲しいことに、被災地の復興が遅れているのが現状です。 
理由はさまざまにありますが、今回の講演を受けてイメージの共有化が出来ていないことが問題のように私は感じました。

こういうまちにしたい。
ああいう都市にしたい。

そういった想いがないまま、二年半。
「都市は文明であり、農村は文化である。今、文明は文化を求めている」
ロハスや田舎暮らしという言葉が一時期はやりましたが、表層の流行ではなく、こころの奥にある故郷を石巻に蘇らせる、今やるべきまちづくりとは精神の再生ではないかと思います。

まちづくりという単語は、ややもすれば都市計画と誤解されがちです。
本質は、そこにどういう文化を形成するのか、暮らしの中でどういう営みが根底にあるのか。そういう切り口もあるのだなとあらためて感じました。
そして、だとすれば我々の求めるまちづくりというものはそう難しくないと思います。
近代的な都市形成もあってもいいでしょう、しかしその軸にある、我々が先祖代々伝えてきた営み、近代化の中で途絶えかけていた営みをもう一度都市に落としこむ、そういったまちづくりを石巻で出来るよう、精一杯活動してまいります。

2013年8月11日日曜日

アテンドを終えて

お盆前。

某雑誌記者さんからお電話を頂き、被災地で頑張っている志ある若手からインスピレーションが欲しいということで2日間に渡りアテンドさせて頂きました。
忙しい時間の中、調整不足の中でも快く時間を割いてくださった皆様に感謝申し上げます。
10人前後の方にお話頂きましたが、共通するキーワードをいくつか頂きました。
・問題の根本は震災前からあった状況で、遅かれはやかれ顕在化していた
・方向の良し悪しはともかく、震災前の状況に戻すことを復興とは思っていない=繁栄があってはじめて復興終了となる
・ここからをチャンスと捉え行動している、その背中を子供たちに見せたいと思っている
また、何人かの方からは人間の生き方、あるいは尊厳という言葉も聞けました。
大変大きなテーマです。社会的に変な風潮が蔓延する中、震災を乗り越えた土地だから発信できるものもあるのだなと再確認しました。

さて、最近のエンタメのヒットには哲学が大きな要因になっていると思います。
ただ難解なだけではなく軸を持っている、 あるいは世界観の広がりがある、人の根本に関わる問題への作品なりの解答を持っている。
なんとなく好みの作品が浮かんでくるかと思います。
ひょっとするとまちづくりも同じ。
平等教育の弊害か、とかく金太郎飴、コピペのまちが多い中で、 個性を出す町、出せる町。後付でも先付けでも哲学を設定し、ストーリーを補完する。そんなまちづくりに邁進してまいります。

山形県南陽市にボランティアへ行って参りました!

豪雨災害で記録的被害を受けた山形県南陽市へ、石巻青年会議所としてボランティアに行って参りました!

https://www.facebook.com/NanyoSaigaiVC 

「受けた恩は返す!」「返せるように立ちなおる!」

これが私の原点です。実践あるのみ。

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青年会議所で出向させていただいてます東北地区復興推進委員会の田中委員長とひさびさのご対面。
なかなか出席できずに申し訳ありません。

現場では流木の撤去をさせて頂きました。

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被害の状況は今は落ち着いているようで、作業も少なく、夕方前の解散予定が正午には解散になりました。
お盆過ぎにはボランティアセンターも解散したいとの意向です。

震災を受けて、ボランティアにもいろいろな側面があることを学びました。
一番の感謝を捧げるべきは無償の労働であり、目に見えて困っている人がいるのだから助けて当たり前という道徳心に裏打ちされた行為です。

この困っていることというのが厄介で、それが日常のもの=社会や政治の問題なのか、非日常の問題なのかによって、ボランティアがやるべき行動の性質は変わってきます。
なぜならば、日常の問題は外部の者が直接テコ入れしても、
・社会上、有耶無耶にされてきた部分であり、強引に解決すると不条理がでたり
・区分けをはっきりさせようと、 安易な二元論が現場にはいってきたり
・ 最終的な意思決定を外部がしてしまい、結果的に元通りになってしまったり
と、さまざまな弊害があるように思います。
こういう点を理解して活動しているボランティアの方が多いのですが、一方でボランティアをしたいだけのボランティアもまだまだいらっしゃいます。

震災を通していろいろなものを見ましたが、どんな問題においても必要なものは自立意識なんじゃないかなと学びました。 

はやく非日常から日常へ戻れるように支援する、そして内在する問題は当事者に任せつつサポートする、そんなボランティアを石巻から発信していければなと思います。

2013年7月29日月曜日

石巻のまちづくり

昨日、石巻においてIT技術者を育てようとしている合宿に参加させて頂きました。

面白いこと言うなあと感じたのは、主催者のメールにあった「ITはスライム」。
まさにそうで、単独でも成立するし、コンテンツ産業でも売っていける、そして地場一次産業とも連携できるのがITの強みです。

いろいろ案内して頂きながらお話をし、昨今の業界のスピード感、そしてここで育った技術者の先、そのストーリーと夢を語って頂きました。

お話していく中、マッチングという話が出たわけです。
情報量やその労力軽減からいっても、ITを利用すべきところはさまざまなところにあります(その一番は議会だと思います、議場にコンピューターを持込可にして出来る人の書類を電子化するだけでも公費削減になります)。
















ITから見ると、石巻の産業は内向きという印象が強いようで、やはりその発信力をどこかに活かしたいという思いを強く感じました。今後はそういうマッチングもしたいというお話でしたので、デジモノ大好き人間として応援させて頂きます!

IT分野はどのまちづくりにおいても注目はされているが持て余してるのが現状だと聞いています。いちからまちづくりしている石巻だからこそ、取り入れるところは取り入けば、将来類を見ない都市ができるのかなと思います。

特に東京へ行くと感じるのですが、とにかく若者のネットへの距離が近い。
今は被災地に来る、というイメージですが、これから石巻に住みたい、そう思わせるようなしかけを行政と議論していければと思っております。
また、休日のところ、石巻市市役所企画部の方もお見えになっておられました、それだけ注目度が高いということです!


北海道視察三日目

三日目は千歳市。
防災センターそなえーるの視察です。

なにしろ石巻市は最大の被災地ですので、今後浮上するであろう防災センター関連で、何か参考になればいいなあという思いでした。

なかなか新しい施設。
中で施設長からお話を受けましたが、消防の現場出身ということで、かなり現場よりのお話が聞けました。施設概要よりは実体験からくる防災について説明があり、勉強になります。

施設そのものは、もともとは千歳市を横断するC道路、自衛隊が戦車輸送で使う道路で、こちらの振動軽減という意味合いもかねて立地しており、目の前を戦車が普通に通るそうです。三方を自衛隊基地にかこまれた街で、ゆえに有事対応についてもある程度意識して動かしているそうですが、まだまだ足りないという思いを感じました。
特に、個人的にも興味がある自主防災組織ですが、上が喪失した場合、下がまったく動けないという事態になりやすく、そういった部分はまだまだ解決策がないのが現状だそうです。

この二日後に、林英臣政経塾で、青森は弘前市議の野村太郎さんとお話した際も同様の問題で頭を抱え、役割を上中下ひとつはこなせるような組織づくりが必要だよねと議論しておりますが、施設長も同様の考えでした。

さて、施設そのものですが、こちらはあまり参考になりません。
・自衛隊の民生費が75%近く投入されている点
・会議以外では入館料を徴収しない点
からも、民間運営が難しいと考えられますし、展示内容も工夫はあるものの今ひとつな印象でした。

石巻市ですと、公共事業の落札率も上向いてきており、今後はハコモノになるのか箱物にするのか、行政と議員の資質が問われる段階に入ります。
精査もそうですが、政策面でも良い方向へ進めるように行きたいと思います。

2013年7月23日火曜日

北海道視察2日目

本日は小樽へ移動し、議会改革について視察して参りました。

昨年、石巻市議会で行った議会報告会は参加人数が少なく、そして投票率も低いまま推移している今こそ、議員自ら政治と国民との距離をつめなくては、と考えております。

小樽では平成20年から各種団体と意見交換をしており、今年からは市民と「語る会」を実施しております。
特に参考になった点は、
・各種団体との意見交換会
団体の向きから議題が絞りやすく、議論の土壌が形成しやすいこと
・レジュメの配布
2日にわたって行われた小樽市の意見交換会ですが、一日目と二日目ではアンケート評価が真逆になったそうです。それはどうしてかというと、一日目の厳しい意見、レジュメや次第が欲しいと言う言葉に真摯に答えからだそうです。

このほかにもさまざま、参考になりました。

石巻市議会も比較的開かれているのかな?と思う反面、市民の声として「議員の顔が見えない」「質問時間が短い」という批判もよく聞きます。

私個人は、やはり報告会という形式よりは、意見交換を求めていると感じており、7月にそれを実施させていただいております。
一方的にしゃべるよりは、語り合う形態の方が私は得意ですし、正直専門分野以外は目下勉強中と実感しておりますので、皆さんの意見は参考になります。わからないところはわからないでいいじゃん、と多くの仲間が言ってくださったこと、そしてそれを言った所、聞けてよかったという方が大半、幸せだなと思います。

視察の反省会でこの点を議論してみましたが、やはりみなさん、個人での報告会と議会が主体となるそれではなかなか対応が難しいという意見が多く出ました。おそらく議会内も同様の見解かと思います。
しかしながら、前記の問題点、投票率、政治への無関心をどうにかしなければ、今後の政治ではますますだれも責任をとらなくなってしまう、私にはそういう危機感があります。
このままで良くないのであれば誰かがやらなければならない、だれがやるかといえば、公僕たる議員しかいないんじゃないかと思っております。
視察で受けた刺激を、石巻に持って帰って実践するよう頑張ります。

余談ですが、小樽市の生活保護率は3314世帯。おそらく保護率は20%強かと思います。
石巻では2013年3月で1100世帯弱、10%程度の保護率ですが、保護課とお話させていただきますと急増中とのことです。義援金などの打ち切りがありましたので、復活もあるそうですが新規もあるとのこと。
先の国会で、生活保護の改正はならなかったのですが、市でできるなら、たとえば食費分をバウチャーにして地元の商店街や食品店で使えるような仕組みにできないのかなと考えています。

2013年7月22日月曜日

北海道視察一日目


本日から「石巻市民の会」のお二人と無所属2名の合同で行政視察に来ております。
一日目は北海道札幌市、テーマは6次産業化推進事業について。




興味深いのは、1次+2次、3次業者とマッチングをし、グループ化をして事業認定している点と、補助金では稀有な人件費まで融通がきく、いわゆる使える評価の事業である点。実質、アベノミクスで末端賃金の上昇まで波がなかなか来ないのであれば、こういう形で波を起こす必要もあるのかなと思いました。

特に被災地の雇用状況の現実を知れば知るほど課題は多いです。補助金事業はさまざまな側面がありますので、企業の将来像とその地域への影響をしっかりと精査する必要がありますが、立ち上がろうとする被災地のあとおしをする事業へのヒントを得たと思います。

6次産業そのものについては、国際戦略と地産地消をうまく組み合わせた点、そして、ほかの補助事業ではないものを、という勢いが鍵かなと感じます。
コピーアンドペーストのまちづくりではいけないといつも主張しておりますが、行政自ら違ったやり方をしてみようとする姿勢は見習うべきです。

震災から2年、これからは被災地同士の競争になるのかもしれません。
そうした時、どこよりも魅力的な未来像を掲げる、つくりだす、その下地を今から構築していく、そういう運営が必要なんじゃなかろうかと考えております。

2013年6月26日水曜日

ペマ・ギャルポ氏講演会

5月15日、宮城ビジョンの会様で司会を任せて頂きました。
講演者はペマ・ギャルポ先生。チベット独立運動にも関わる政治学者でもあられます。

尖閣問題から、周辺国家との緊張が続く日本ですが平和の大事さと、それを維持し主体的に護っていくことの意義を何度も講演中おっしゃっておられました。 

アジア少数民族、特にチベット、ウィグル、東トルキスタン、モンゴルでは、解放の名の下に同化政策が取られており、中国、 ロシアなどから様々な圧力をかけられております。私は同志でもある小坂英二先生と共に、ウィグル地方議員連盟にも入っており、これらの弾圧について非常に憂慮しております。特にチベットの状況は悲惨の一言につきます。

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講演中、ブータン国王ワンチュク国王の演説を何度か引用されておりました。
「いかなる国の国民も決してこのような苦難を経験すべきではありません。しかし仮にこのような不幸からより強く、より大きく立ち上がれる国があるとすれば、それは日本と日本国民であります。私はそう確信しています」
こちらは2011年11月、来日しましたワンチュク国王が国会で行った演説の一文です。 この後も素晴らしい演説が続きます。ネットには全文文字起こししているページが多数ありますのでご参照下さい。とても素晴らしい内容です。
まさに、被災地民として、大きく立ち上がることを責務とし活動に邁進致します! 

2013年5月28日火曜日

金華山、視察

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鮎川港から金華山へ視察に行って参りました。
支所長様から復興計画を詳しく聞き、そののちに現地視察という流れです。 

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写真はホエールランドの跡です。
捕鯨の町として栄えた過去を持つ鮎川。実はほぼちょうど一年前に、尊敬する荒川区議の小坂英二先生と金華山へ行く機会を得まして、鮎川には訪れております。当時と比べてもあまり進展がないように感じましたが、支所長様の説明のよれば住民との対話は終わっているようなお話でしたので、あとは実行の段階となるのでしょう。25年度中に終了見込みの工事が多数盛り込まれておりました。

復興計画自体は他自治体と変わらず、防波堤から内陸に街を広げていく形ですが、店舗は海が見えるところがいいということで、防波堤の上にもってくる形で計画が進んでおります。鮎川の地形の問題として、上下水の配管の問題で難儀しているとのことでした。

特に、私個人は鮎川と言えば鯨!という印象を持っておりましたので、そのあたりを詳しくお聞かせ頂きました。
やはり年々、捕鯨による地域への貢献度は減少しているそうで、復興といった時にどこまでやるべきなのか、資料館的なものでいいのか、捕鯨という文化まで考えるべきなのか、結論はまだ出ていないとのことでした。

変わってしまった日本の食糧事情と、追い打ちとなる反捕鯨団体による圧力。
地場の文化として残していくには厳しい状況の中ですが、国内消費だけでもどうにか出来ないかと思います。 


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続いて金華山へ渡ります。
こちらは復旧復興の目処はたっておりません。
 主な被害は震災ではなくその後の台風だったのですが、被害が大きく一神社ではどうにもならないそうです。 

霊山として名高く、観光資源としても価値ある神社ですから、しっかりと整備していただければと思います。
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かねたまる会という面白いネーミングですが、金華山には逸話があり、三年続けてお参りすると一生お金に困らないそうです。これに由来しているのですね。
また、かつては弁財天様もお祀りしていたため、芸能人の方がお忍びでこられることがおおいとか。

震災で倒れた狛犬などの修復は、遠方から来てくださったボランティアの方がやってくれたそうです。

今震災で見なおすべきものに、政教分離があるように私は思います。
込み入った話になると限定分離やら完全分離やらと話が深くなるのですが、震災で避難所として一番機能したのは神社仏閣教会です。
それも、日頃から行政とマッチングしていたわけではなく、地域に溶け込んでいたから機能したのだと私は考えております。

今後、防災といったときに当然備蓄や整備という話になるでしょう。
また、あたらしいまちをつくるにあたり、こういった拠り所が必要になると思います。

地域コミュニティの中心として、こういった施設がきちんと機能するようにもう一度神社仏閣教会を問い直す時期にいるのではないかと思います。

2013年5月18日土曜日

自立と支援

Facebook上ではご報告させて頂きましたが、無事、当選致しました。
復興の一助として即戦力が求められる今です、精一杯頑張って参ります!

昨年末から、支援ボランティアの方とお話させて頂きました。
その中で、私が必ず伺うのは「復興とは何でしょうか?」という質問です。
9割の方は「被災地の自立」だと答えます。

 人はひとりで生きてはいけません。
その一方、おんぶだっこではいけません。
「人のお世話にならぬよう、人のお世話をするよう、そしてむくいをもとめぬよう」
自治三訣といいます。関東大震災のおり、復興院総裁として活躍した後藤新平が、ボーイスカウトに発した言葉だと記憶しております。

先日、相談された案件で、仮設住宅の消毒の問題があります。
すでに2年が過ぎた仮設住宅ですが、地域バラバラの編入のせいか、自治会が発足できず、集会場の管理を頑張ってやってらっしゃる方からの相談です。 
そういう状況ですから、行政が消毒のための機材を貸してくれても人手が足りない、そんな悩みでした。これはなかなか難しい、素直にそう感じたのを覚えております。

ボランティア関係の知人に相談したところ、私と同じように考えてくれました。
「ボランティアを派遣してやってもらうことはできるかもしれない、けれども消毒は本来各地域でするもので、これを任せてしまっても結局繰り越しになるだけだ」
やってもらうことは一見楽かもしれませんが、私たちの目指す復興から遠のくのではないか。
相談した方が同じように考えてくれたことを嬉しく思い、現在は共同歩調を調整中です。

ある支援ボランティアにこういったことがあります。
「ボランティアの中には被災地にレゾン・デートル(存在意義)を求めている方もいる。一方的な世話だけをして自立意識を妨げることは将来的に決して被災地のためにはならない。その線引きをしっかり出来る団体こそが残るべきだ」
彼は「寄り添う」という言葉でその線を表現しておりました。
自治三訣に辿り着けるまでどうお互いに寄り添うべきなのか、距離感が大事な時期かもしれません。 

2013年2月22日金曜日

竹島の日、領土を護ることの意義

本日は竹島の日です。
領土領海領空は、戦後日本においてどこかが保障しているようなもので、どこか他人事でした。昨今の尖閣、竹島、北方領土からはじまる国境という認識は、島国である我が国において重要な認識だと思います。

とくに、被災地の復興という点につきまして、よく語らせて頂いておりますが、万が一にでも有事が起こった場合、被災地の復興などは消し飛ぶ点を重々認識していかなければなりません。
再生のスピードをあげようというと、どうしても被災者を助けようという温かい部分で話が進みます。それももちろんひとつですが、もう一歩、日本全体で見る視点もひとつかなと思います。

そんな中、ありがたくもお付き合い頂いている小坂英二先生が、仙台で講演して頂けました。
その様子は、日本国益放送様でご覧ください。小坂先生のブログ もどうぞ。

なぜ、領土を護る必要があるかといえば、まず資源という側面があります。
石巻市では排他的経済水域が設定された1982年から、水揚げ高は減少の一途にあります。このことからも、今ある経済的主権を護ることの大事さは富をもたらすといえるでしょう。また、尖閣や竹島、日本海側ではその手付かずのレアアース、メタンハイドレートといった資源が眠っています。
よく、戦争はいけないというお話があります。
もちろんその通りなのですが、人が死ななければよいのかといえばそうではなく、貧困が社会を不安定にさせることはよく知られています。経済は戦争です、そこでどう勝つか、どうお互いがWin=Winになれるかを考え、自国の不利にならないことを国益とする経済、資源管理こそ、今必要ではないでしょうか。

次に、領土は我々、今生きている世代で完結するものではないということです。
尖閣が個人所有の島であったことは知られておりますが、そこに鰹節工場があったこと、漂流した 中華民国の漁師を助けた日本人がいたことは広く知られておりません。
そこに住んだいた人がいて、そこで暮らした人がいて、そこに眠る人がいるのであれば、同じ日本人として彼らが歩んだ足あとはしっかりと、不法、不当な圧力から護らなければなりません。

被災のあとでもそう、ここで頑張った人がいる、だから前に進もうという意思を後世に残せる再生こそが今必要です。今がよければいい、平和であればいい、それもひとつの価値観ですが、その向こう側に縦糸で繋がる誰かがいることを、私たちはしっかりと考えなければならない時期に来ています。

今はとにかく平等だ、平均だと、横のつながりばかりがクローズアップされがちです。
もっと大事なこと、祖先のこと、国のこと、そして領土のこと。
この日をきっかけとして、考えていきたいと思います。 

2013年2月12日火曜日

公助の質を問う

日本人として一番不幸なことはこの行政への不信感ではないかと思います(無論、度の国も少なからずそうなのでしょうけれど)。節税が得、納税は損という風潮は、デフレ期にあってもちろんそう流れるのでしょうが、しかし、この風潮の最大の原因は「何に使われているのかわからない」という点につきると思います。

被災地という特殊性から、今、降りている公金=税金ですが、これが何に使われているのかも、きちんと吟味しなければならないと思います。
少し古い記事ですが、

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現状、被災企業については国と県からのグループ化補助金や、県主体の補助金などがあります(こちらのグループ化補助金については支給タイミングなども含めてもう少し深い疑義があるのではないかと思います)。

通常、補助金というものは公助の性質上、審査があります。
同じような目的の補助を受けていないか、受け取るにふさわしい状況か、計画か、などなど。
 グループ化補助金では審査もそうですが、グループ化という内容が難しく、大変な思いをして申請している事業主さんも多い現状で、市主体での再生支援事業というのはどうなのだろうか?と思う次第です。
と、いいますのは、グループ化補助金を頂いている企業もリスト入りかしている可能性が高く、その整合性がどうなっているか、企業がそこまでわかっているはずもなく、行政側がどう把握しているのか、そもそもこの再生支援事業の目的が何なのかが見えません。

「一次産業の街として再生する!」
そういう意志があり、議論し尽くしたならば大々的にやるべきですし、市をあげてバックアップすべきです。もともとが魚の街なのですから。
しかしそのビジョンを政治が語っているかといえば、そうは思えません。
もちろん、一点突破型の再生もあるでしょう。
大規模な予算付けで周辺波及を狙うやり方も可能だと思います。 

この公金=責任で何を成し、こういう再生をしたいんだ、そういう言葉もぜひ一緒に発信して頂き、再生の礎としていただきたいと思います。

2013年2月9日土曜日

小坂先生と防災座談会

2月8日は小坂英二先生と石巻で語り合いました。

先生が消防団ということもあり、桃生の元消防団長様と防災について座談会です。

震災の際の消防団の詳細なデータと動きを時系列で追い、ほかでは見られない写真を交えての座談会です。元消防団長は全国で講演をしているだけにお話も上手く、小坂先生の地元でも防災に役立てる内容だったかと思います。

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私がお二人をマッチングさせたかった経緯についてですが、残念なことに、日本のメディアは決して公正や真偽を前提に報道しておりません。日本を愛すことさえも危険という、ある種中国共産党のような思想チェックがあり、そこから逸脱した人物は報道さえもされないことがあります。結果として、今や国防さえも危うい事態に日本があり、その最前線にたった小坂先生を大変尊敬しております。

また、元消防団長も同様、震災では最前線立ち、現場の指揮を取った方です。
その後の報道のされ方から誤解されがちですが、その内容に私は歪さを覚えます。今回詳しくお話を聞き、さらにそこへの思いは深くなりました。
現状、自衛隊でさえも精神的ショックの大きい現場だったと言われる中、地域の社会人から構成される消防団がどうそれと向き合い、どう幹部が指揮を取ったのか。 そこにもっと光を向けることも、今後の防災では必要かと思います。

国政もそうですが、市が震災総括をなぜ出来ないのか、私はそこにある種の暗さを感じざるを得ません。努力したものが報われる、讃えられる石巻へ向けて、再生へと心新たにしました。

この様子は、後日日本国益放送様から配信されます。

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その後は、佐須浜のかき小屋へ向かいました。
Ch桜の支援で再生できたこともあり、小坂先生に見てもらおうと地元のCh桜会員に案内して頂きました。

地域ごとに特色ある浜の再生には壁が多いのですが、まずは一歩一歩だと思います。
ご協力頂いた方、ありがとうございました。

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2013年2月6日水曜日

相沢みつや先生・倉山満先生講演@my日本宮城主催第1回お茶会[H25.01.26]

皆様、いつもありがとうございます。
当日の様子 by 日本国益放送 様
ひさしぶりのお茶会でしたが、盛況でした。主催者側としてはほっとしたの一言です。
相沢みつや先生からは、宮城県の今後を現実的視点からお話頂きました。
昨年まで、政治と文学に区別がないような流れがあった中、理路整然とした先生のお話はやはりほっとします。特に命の防波堤がなぜ進まないのか、について興味を持ちました。
続いて倉山満先生。
戦の心得という題材で、政局のお話です。
切れ味のいい語り口は本当に面白く、 拝聴致しました。
まずは経済を立て直し、ほかは基礎を固めてからにする。現状進んでいる政権でのスキームを理解して支えることであるという点は非常に重要かと思います。
問題山積の中、あれもこれもでは進むものも進みません。まずは一点突破、そこからです。
NG部分は懇親会で披露いただきました。興味を持たれた方はぜひ懇親会までご参加ください(笑)
次回は、 尖閣上陸報告会と題して小坂英二荒川区議に講演いただきます。  

2013年1月28日月曜日

林英臣政経塾8期

京都に行って参りました。
昨年、復興をどうにか前に進めたい、よりよい形で子供たちに見せたい、そんな思いでいたところ、お誘い頂いた政経塾。
7期、東北1期という中で共に学んだお二人と一緒の写真をいただきました。

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さて、8期の認定式と一回目の講座となります。
「我々が松下村塾から継承するものとは何か」
昨年も受けたはずの授業でしたが、新鮮な感動で挑ませて頂きました。

獄中にあっても己が成すことを成そうとした吉田松陰の教えから、立志こそがはじめにあるべきという覚悟を、もう一度自覚させて頂きました。

ちょうど誕生日でもあり、同志の皆様からあたたかい祝福と激励を受け、石巻へ戻りました。

2013年1月18日金曜日

政治家の不見識を嘆く

おはようございます。
今日は渋滞少なめですが、裏道はつるつるですね。

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本日の辻立ちでは石巻市のことと、昨日の元総理について主張させて頂きました。
普段であればSNSで写真載せてしまうところですが、係争地について少し。 

尖閣諸島係争地発言ですが、係争地というのはお互いに領有権を主張しあっている土地のことで、こういった発言が日本側から出たとなれば国際社会は「日本も領有権を主張」している、「互いに主張しあっている土地」なんだなと判断されます。

言うまでもなく、尖閣諸島は日本固有の領土です。
中国側の文献からもそれは明らかであり、1968年の海底調査以降、資源と太平洋への出口として欲しているにすぎません。「こちらも固有の領土といっているのだから、相手も同じようにいっているだろうな」という程度の認識で喋っていると思いますが、それが何を意味するのかをわかっていないのは、本当に恐ろしいことです。

国際社会は自国の利益がぶつかり合う場所であり、正義や仁義、道義が通る場所ではありません。そこで疑念を持たれてしまうということは、もともとなにもないところに色をつけたに過ぎません。

この方は平和が大好きだそうですが、平和には二種類あると思います。
ひとつは戦争の間の平和。ローマの哲学者の言葉だったと記憶しておりますが、「戦争への準備が平和である」 。悲しいことに、人類という歴史で見た場合、これは的を射ていると思います。
そしてもうひとつが被支配者の平和であり、今の日本はアメリカの影響力の中でこの平和を享受している状態です。

前者は必然として、そして後者は腐敗の温床になると私は思います。
自立さえできない状況が経済にすらのしかかっている中、その生の価値をただただ生きるだけのものにしてしまう 、何もなく漫然と平和の中を生きるのもいいでしょう、しかしその平和が何によってもたらされ、だれによって維持されてきたのか、そしてなぜこうも続いてきたのかという本質を考えなければ、ことは前に進みません。安易な憲法論で終わらせることなく、歴史や文化からそれを紐解く必要があるように思います。

被災地に合っても同じような問題が山積しております。 こういった政治家がいる限り、被災地も日本もよくなれないのだとつくづく感じました。

2013年1月17日木曜日

城西国際大学様のボランティアお手伝い

塩竈市民ボランティア希望様と、城西国際大学様、ベジクラブ様提供の野菜配布のお手伝いをさせて頂きました。 

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林英臣政経塾の同志、山口たかひろさん、渡辺勝幸さんと合流し、早速活動開始です。合計4ヶ所をまわり、私はいったん石巻市へ戻りました。

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夜の飲み会にも参加させていただき、素晴らしいご縁をいただきました。
ありがとうございます。 

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皆様、雪の中お疲れ様でした!

2013年1月9日水曜日

消費税 附則18条

前提。

・増税では景気回復しません
・日本の借金は政府の借金であり、外国から借金していたギリシャとはちがいます
・デフレの本質は給料が減ること
・そもそも経済も思想もどちらがいい悪いではなく、本質は変わらねど、適切な時期に適切な手法、状況を与えるのが大事 

最近、「消費税率の引き上げにあたっての措置(附則第18条)」というのも目にしたので勉強してみました。
消費税はあがるものとなっておりますが、この18条では税率の引き上げに条件をつけております。「経済状況をよくして」おかなければ、税率はあげられません、ということです。
これ、知ってましたか?メディアはもう既定路線のように増税ありきの報道をしておりますが、実際景気は良くはありません。 

デフレの本当の恐怖は貨幣価値が下がることで経済が停滞し、給料が減ることです。
倉山先生は「生殺し 」という表現をよくされますが、まさにその通り。働けど働けど楽にならず、です。
一方でメディアがよく煽るインフレですが、物価の上昇に伴い貨幣価値が下がることです。実質、新興国を含めてインフレ傾向が続いている中、実のところ上り調子のインフレの方がいいんじゃないの?というのは察しの通り。メディアはすぐに(ハイパー)インフレが懸念されるという表現をしますが、3%目標程度では頑張ってもハイパーまで行きません。また、ブレーキとして日銀はじめさまざまな機関があるわけで、その調整の結果、安定した経済という幸福があるわけです。
今の状態は凍結された状態で、「今が幸せなんです!」を言い聞かされている状態。実際は生殺しです。 

デフレ期はものが安いと言います。ところがこの安さこそが曲者で、企業としては利益が減る、多様なサービスや品質というのが出しづらい世の中になります。 

この状況で消費税を上げれば、ますますモノが売れなくなる、その連鎖として賃金が下がるのは日の目を見るより明らかであり、被災地で懸命に頑張っている企業の足かせとなり、結果税収が減り、社会保障も弱くなります。

私はこの状況を阻止せねばならんと、仙台からその発信のお手伝いをして参りました。結果として今、18条を理解している安倍晋三先生が総理についていることは微力ながら一助になったかと思います。

先のメディアの話もありますが、18条の無視、インフレの嘘、不平等な報道など、目に余るのが事実です。その一方、そこから情報を得ている方々にとっては大事な大事な情報インフラとして、社会的役割を担っています。どういう側でも、どういう内容でもいいのですが、自分たちが社会的役割を持っているからといって中道であるだとか、正義であるという誤解だけはしないで頂きたいと思います。