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2013年2月22日金曜日

竹島の日、領土を護ることの意義

本日は竹島の日です。
領土領海領空は、戦後日本においてどこかが保障しているようなもので、どこか他人事でした。昨今の尖閣、竹島、北方領土からはじまる国境という認識は、島国である我が国において重要な認識だと思います。

とくに、被災地の復興という点につきまして、よく語らせて頂いておりますが、万が一にでも有事が起こった場合、被災地の復興などは消し飛ぶ点を重々認識していかなければなりません。
再生のスピードをあげようというと、どうしても被災者を助けようという温かい部分で話が進みます。それももちろんひとつですが、もう一歩、日本全体で見る視点もひとつかなと思います。

そんな中、ありがたくもお付き合い頂いている小坂英二先生が、仙台で講演して頂けました。
その様子は、日本国益放送様でご覧ください。小坂先生のブログ もどうぞ。

なぜ、領土を護る必要があるかといえば、まず資源という側面があります。
石巻市では排他的経済水域が設定された1982年から、水揚げ高は減少の一途にあります。このことからも、今ある経済的主権を護ることの大事さは富をもたらすといえるでしょう。また、尖閣や竹島、日本海側ではその手付かずのレアアース、メタンハイドレートといった資源が眠っています。
よく、戦争はいけないというお話があります。
もちろんその通りなのですが、人が死ななければよいのかといえばそうではなく、貧困が社会を不安定にさせることはよく知られています。経済は戦争です、そこでどう勝つか、どうお互いがWin=Winになれるかを考え、自国の不利にならないことを国益とする経済、資源管理こそ、今必要ではないでしょうか。

次に、領土は我々、今生きている世代で完結するものではないということです。
尖閣が個人所有の島であったことは知られておりますが、そこに鰹節工場があったこと、漂流した 中華民国の漁師を助けた日本人がいたことは広く知られておりません。
そこに住んだいた人がいて、そこで暮らした人がいて、そこに眠る人がいるのであれば、同じ日本人として彼らが歩んだ足あとはしっかりと、不法、不当な圧力から護らなければなりません。

被災のあとでもそう、ここで頑張った人がいる、だから前に進もうという意思を後世に残せる再生こそが今必要です。今がよければいい、平和であればいい、それもひとつの価値観ですが、その向こう側に縦糸で繋がる誰かがいることを、私たちはしっかりと考えなければならない時期に来ています。

今はとにかく平等だ、平均だと、横のつながりばかりがクローズアップされがちです。
もっと大事なこと、祖先のこと、国のこと、そして領土のこと。
この日をきっかけとして、考えていきたいと思います。 

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