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2014年4月17日木曜日

こんな復興を目指してます!

もはや3年。
震災にあったあの時から、石巻市はどういうまちづくりを目指してきたのか、あるいはこれから目指すのか。
私にはまだその未来が見えません、正確にはそれは提示されていないように思います。

復興の根底にあるべきものは、自主自立です。
私はどこへ行ってもこれだけを言い続けてきました。仮設で、あるいは企業で、行政で。
多くの市民が立ち上がるその時、政治のちからはその土台作りに必須であり、そこから先へ伸びていき、咲き誇る花は各々が色付けすべきだと考えています。結果の平等ではなく機会の公平さこそが政治の本質です。
震災で多くの支援や物資が石巻市に入ってきたあの時、これが当たり前であってはいけない、ここから回帰し、自分たちの足で立たねば、支援に応えることにならない、そう考えております。

まずは経済の復興。
もはや賞味期限間近ともいえる復興特需。応援をブランド化せずに、今後は「皆様の支援のおかげでここまでおいしいもの、素晴らしいものをつくれるように再生しました、ありがとう」という感謝をブランドとしていかねばなりません。
それが本当にすばらしいものであれば、必ず顧客はついてきます。
こういった共通認識形成のためにも、キャラクターの二次使用やチャンネルの構築など、行政が弾みをつけるべき余地はまだまだあります。

次にまちづくり。
包括的ケアセンターの本質を理解し、絆のほんとうの意味を、今こそ取り戻すべきです。
今や行政が全てやって当たり前の時代は終わりました。
これからはできることを自分たちでやる、自主的に地域に関わる、そんな地域社会構築のためのキーワードが包括的ケ
アのはずです。もう一度この計画の趣旨を見直し、地域社会で子育ても、福祉も考えられるまちづくりを目指します。 

そして、ひとづくり。
将来のリーダーを育成する事業、起業家、政治家、さまざまな分野で活躍できる人材を育成し、日本へ発信していくことが感謝の印でも有り、有能な人材が市を引っ張ることで繁栄も約束できます。
そのためにはまずは教育。
市の教育環境は決していいとはいえません。立志式の徹底、郷土愛の醸成を行い、学力と人間力を高める教育環境を構築し、同時に起業家を育成することで新産業へ挑戦します。

おそらく、市民の皆様はこう思っているはずです。
「次に日本で有事があった時は、自分たちが助ける番だ」
自分たちの足できちんと立ち、次に備えることこそが我々の役割だと確信します。
それが、自らを主とし、自らの足で大地に立つことだと思います。

借り物のハコモノやモニュメントで復興を語るべからず。
今やるべきは自分たちで考えるまちづくりであり、ひとづくりです。 

 

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