本日、石巻市議会では臨時会で、10月26日に判決がくだりました大川小学校裁判の控訴について、その是非を問いました。
当初、欠席3だったのが欠席2になり、議長のぞいて26名。
結果としては、16対10の賛成多数で控訴ということになります。
私は反対の立場で緊急質問させて頂きました。
反対の理由として、
・長期化が確実視される案件で、市長自身が出処進退を明らかにしておらず、次代に引っ張ってしまうこと
・延滞金が1日あたり25万円かかるため、長期化すればするほど負担が大きくなること
・結局、控訴したとしても遺族側の思いである空白の50分について、判明することがないことを主な要因として、反対しました。
賛成された方の思いとしては、
・連鎖控訴がおこる可能性があること(これは長期化しても起こりうる話ではあるのですが)
・市の言うとおり、避難所からさらに避難し、被災した際の責任を問えるのか否か
・個人で責任が負える問題なのか
という点が主だったようですし、私も理解できる部分が多く、非常に厳しい選択でした。
最後に、賛成した議員はダメだ、あるいはいかん、というなコメントがご遺族から出ていたようです。
しかし、うちの会派に限って言えば、会派会議でも意見が多様すぎる案件で、議員各人真剣に賛成も反対も議論しました。
それは本会議でも同様で、一案件でここまで協議をした案件ははじめてかと思います。
議場におられた方はその真剣さが伝わったでしょうし、その議論こそが我々の仕事です。
無論、思い伝わらぬ内容でしたから悔しいのは理解できるのですが、どうか、各人の考え方とご理解頂きたいと思います。
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