以前、仙台である方が、阿部の名前は安部と親戚だ、というようなお話をしておられ、感心しながら聞いていた次第です。
石巻には石を投げれば阿部にあたるほど阿部に多く、これだけ数がいると自分のルーツだとかにあまり関心が持てなかったわけで、仙台でのお話は「そんなお話もあるのかねえ」とうらやましく聞いておりました。
祖父の死から親戚付き合いが密にしようと思い、あれやこれやと話を聞いておりましたら、本家でも仙台でのお話と同じ、阿部のルーツを聞かされてびっくりしました。
いわく、
・八代孝元天皇に通じ、大彦命を父に兄が阿倍、弟が高橋になったらしいこと
・もともとは阿部水軍で強い山賊であったこと、九州の出であること
・阿も安ももともとは阿部であり、料理番であり侍であったこと
・秋葉神社にその痕跡が見られること
・安倍頼時、安倍貞任がルーツである
などなど、親戚でここまで郷土史に詳しい人間がいたことにまず驚き、感動です。
素人調査なのでどこまでが本当かは謎ですが、仙台でのお話にも合致する部分が多く、Web情報にも合致します。
石巻は天皇ゆかりと思われる地名も多く、意外と面白い土地なのかもしれません。
ある宮司さんから聞いたお話で、歴史ミステリー小説の題材にもなったとかならないとか。
郷土史というとどうしても記録が比較的ある江戸期以降、というお話しになり、石巻は鋳銭場からスタートしてしまいますが、古い部分を紐解けば面白い話がまだまだ眠っているかもしれません。
そういう町興しもひとつかな、なんて。
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