三日目は千歳市。
防災センターそなえーるの視察です。
なにしろ石巻市は最大の被災地ですので、今後浮上するであろう防災センター関連で、何か参考になればいいなあという思いでした。
なかなか新しい施設。
中で施設長からお話を受けましたが、消防の現場出身ということで、かなり現場よりのお話が聞けました。施設概要よりは実体験からくる防災について説明があり、勉強になります。
施設そのものは、もともとは千歳市を横断するC道路、自衛隊が戦車輸送で使う道路で、こちらの振動軽減という意味合いもかねて立地しており、目の前を戦車が普通に通るそうです。三方を自衛隊基地にかこまれた街で、ゆえに有事対応についてもある程度意識して動かしているそうですが、まだまだ足りないという思いを感じました。
特に、個人的にも興味がある自主防災組織ですが、上が喪失した場合、下がまったく動けないという事態になりやすく、そういった部分はまだまだ解決策がないのが現状だそうです。
この二日後に、林英臣政経塾で、青森は弘前市議の野村太郎さんとお話した際も同様の問題で頭を抱え、役割を上中下ひとつはこなせるような組織づくりが必要だよねと議論しておりますが、施設長も同様の考えでした。
さて、施設そのものですが、こちらはあまり参考になりません。
・自衛隊の民生費が75%近く投入されている点
・会議以外では入館料を徴収しない点
からも、民間運営が難しいと考えられますし、展示内容も工夫はあるものの今ひとつな印象でした。
石巻市ですと、公共事業の落札率も上向いてきており、今後はハコモノになるのか箱物にするのか、行政と議員の資質が問われる段階に入ります。
精査もそうですが、政策面でも良い方向へ進めるように行きたいと思います。
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